今日は真面目にお勉強しました。手話力アップのために表現方法、言い換えについての学習です。
DVDでよくわかる 基本の手話 すぐに使える会話と表現 新版 [ 野口 岳史 ]
講義
表現の仕方 どうしたらいいかな??
↓下記の文章を言い換え、より伝わりやすくする工夫をして、よりナチュラルな表現にして、あてられた人が発表していき、講師がフォローしていくスタイルでした。
1、私の家族は夫と中学生の息子と小学生の娘と私の4人です。
- 家族の人の位置を人差し指で指し示し、場所に作って伝わりやすくする。
- 家族の「4人」を先に表す。
- 人物を年齢順に並び替える。
- 人物を伝えてから、中学生、小学生と伝える。
2、私は6年前のある朝起きたら、耳が聞こえなくなっていました。原因はわかりません。
- 原因→理由に置き換える。
- 『耳が聞こえなくなる』→『聴力が無くなる』に置き換える。
- 『ある朝』→ある~という文言を省き、ただの『朝』という表現でも可。
- 『突然』という言葉を無いのにもかかわらず、追加し、補足する。
3,そんな私を、家族はなかなか理解できませんでした。
- 聞こえないの表現方法を2つほど例にだして表現。
4、家族と話をしたいと思って、読話講習会に通いました。
- 読話→口を読み取る
5、そこで初めて同障の仲間と出会い、中途失調者・難聴者対象の手話講習会があるのを教えてもらい、申し込みました。
- 『対象』の手話を中途失調者・難聴者の部分で2か所作る。
6、手話講習会では、若い人や年配の友達もでき、今は手話を使って少し会話ができるようになりました。
- 『手話で会話』をぎこちなく動かすことで、『手話を使って少し会話』という表現になる。
日本の手話いろいろ(2) イラストで見る全国各地の手話 [ 全国手話通訳問題研究会 ]
7、補聴器をつけても言葉としては聞き取れない時があります。
- 聞き取れない→わからない
8、相手に「書いてください」というのは、勇気がいりますが、積極的にお願いしています。
- 勇気がいる→気が引けるに置き換え。
9、手話を学び始めて、コミュニケーションの大切さを改めて知りました。
- 学び始めて→学んでからに置き換え
10、手話は技術よりも、相手につたえようという気持ちで(これと指さし)表現することのほうが大事です。
- よりも→もっと
11、手の動きを見るだけでなく、口の動きも一緒に読み取り、理解の手がかりにしています。
- 動き→形、身振り
- 手がかり→助け
12、手話で会話をするとき、正しく伝わっているかどうか、時々確認が必要です。
- 正しく伝わっているか→通じている(首を傾げたりしつつ表現)
13,手話はお互いに顔を見ながら話せるので、気持ちの通った会話ができます。
- 気持ちの通った→気持ちのわかる
14、習得に時間がかかりますが、私たちにとっては大変有効なコミュニケーション手段です。
- 習得→覚える
- 私たちにとって→私たちの立場
- 手段→方法
感想
大変勉強になったと思います。今回は手話初級者も上級者も同時に学んだのですが、発表時にそれぞれのレベルに応じた回答ができました。何より変に雑談も入らず、真剣に学習出来ました。その言葉の手話を知らなくても知っている言葉に置き換える練習をしていくことで、表現力もアップするし、伝える力も身につくと思いました。
月一くらいでもいいので今回のような講習が受けられたらなと思いました。
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